気になるプロの楽器のお値段!どれくらい高級品なの?~和楽器編~

2017年2月20日(月)

三味線、琴、和太鼓といった日本の伝統楽器。身近にないだけに、どれくらいのお値段なのか想像もつかないですね。そこで今回は、プロが愛用している楽器と初心者用の違いを調べました。いったい何が違うのでしょうか?

 

プロ用と初心者用の三味線の違いは?

初心者用に使われる三味線とプロ用に使われる三味線の違いは、使われている材質です。初心者用の三味線に使われる材質は花林材とよばれ、東南アジア、主にタイで産出されます。非常に狂いが少なく値段も安いので、お稽古用として重宝されています。木質はプロ用の紅木材に比べると、粗雑で柔らかいです。ただし、花林材の音響は胴に適していますので、最高級品の三味線でも胴には花林材が使われます。花林材の三味線のお値段は、6万円弱からになります。良い音色を追求するプロ用となると、材質が紅木材とよばれるものになります。紅木材とは、インド南東部奥地に生殖している木で、堅くて重たい・曲がりづらい・割れにくい、の3つの特徴があることから、紅木材は三味線に最適の材質だといわれています。また、紅木三味線の中でも最高級のものを金細と呼ばれ、紅木のなかでも堅さや木肌、紅木特有の木の模様である「トチ」の有無などの一定の基準を満たしたものが、金細としてつくられています。棹全体にトチの巻いた金細の紅木材は非常に価値があるとされ、200万円以上で取引されています。

ほかにも、初心者用の三味線は合皮が使われているのに対して、プロ用は犬や猫の本革が使われているという違いがあります。

 

プロ用と初心者用の琴の違いは?

初心者用に使われる琴とプロ用に使われる琴の違いは、三味線と同じく材質があります。初心者用は花梨巻、上級のものになると紅木巻とよばれるものになります。また、飾りの有無によっても価値が変わってきます。音響を良くするために琴の中に綾杉紋様を彫る、四分六板や柏葉の縁取りに玉縁包みという方法を用いるなど、様々な技巧を凝らしたものは、価値が高くなります。琴は、初心者用であれば5万円ほどから、高級なものであれば

70万円から200万円ほどのお値段がします。

 

プロ用と初心者用の和太鼓の違いは?

「和太鼓」のイメージで思い浮かべる「長胴太鼓」の例で比べると、初心者の練習用では合成プラスチックを圧縮してつくられたものなどに対して、演奏用では本物の木が使われています。なかでも、高級家具などにも使われる欅(けやき)の胴のものは、堅くて丈夫で木目が美しいため、高級素材としてプロにも愛用されています。お値段は1尺4寸のもので初心者用では30万円弱、欅材のものではその倍の60万円弱になっています。太鼓の大きさによってもお値段は変わりますので、6尺などの大きなものになれば、1千万円をゆうに超える太鼓もあります。