生演奏でブランディング成功 人気レストラン「俺のフレンチ」に学ぶ

2017年2月3日(金)

レストラン経営で大切なことのひとつに、「お店の強みをつくる」ことがあります。他店にはない自分の店の強みをアピールすれば、「あの店の○○は他とは違う」と口コミも起きやすくなりますね。そこで今回は、低価格で本格フレンチを味わえると評判の「俺のフレンチ」をはじめとする「俺のシリーズ」の店舗が、生演奏を利用して「自分の強み」をうまくアピールしている例をご紹介します。

 

「俺のシリーズ」の強み あり得ないコストパフォーマンスの高さ

「俺のシリーズ」で最初に話題となったのが「俺のフレンチ」ですが、その理由はなんといっても「“俺のフレンチ”はコスパが高い」という評判からです。約20~25%が適正といわれる高級フレンチレストランの原価率に対して、「俺のフレンチ」の原価率は驚異の約60%。同じ価格の食材を使えば、「俺のフレンチ」では3分の1のメニュー価格になるということで、世間の関心を集めました。また、一人当たりの儲けの低さを解決するために考案された「立ち飲みスタイルで回転率をあげる」という方式も、斬新なフレンチスタイルということで、話題つくりに一役買うこととなりました。

 

この価格で生演奏も聞ける!コスパの良さをさらにアピール

「俺のシリーズ」で生演奏が聞けるサービスを導入したのは、2012年に銀座にオープンした“俺のフレンチ Table Taku”が最初です。現在では、生演奏のサービスを行う関連店舗は11店舗にまで増えていますので、お客様からの評判も上々なのでしょう。

「俺のシリーズ」に生演奏を取り入れることで、お客様にどのような心理効果があるのでしょうか?それは、「この価格で本格派の料理が食べられる。しかも生演奏も聞ける。やっぱり“俺のシリーズ”はコスパがいい!」という、満足感の向上です。

 

“コスパが良い=安いほど良い”では失敗してしまいます

では、演奏レベルは問わずに低価格の演奏派遣業者を選んで、低料金でサービスをすれば、お客様から「コスパが良い」と喜んでもらえるのでしょうか?そうではないことを、「俺のシリーズ」の経営モデルがすでに物語っていますね。「俺のシリーズ」は、“本格フレンチ”が低価格であることに価値があるのです。安い素材のフレンチレストランなら、ここまで注目されることはなかったでしょう。「このレベルのものをこの価格で!」とお客様が価格以上の価値を感じて、はじめて「コスパが良い」と認識されるのです。そこで下手にレベルの低いものを提供してしまうと、せっかくのお店のイメージがつぶれかねません。

 

生演奏を依頼するときには、本物の音楽を提供するプロ意識の高い業者を選ぶことが、重要なポイントです。

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